神経症性障害

神経症性障害

パニック障害

典型的なパニック発作では、突然に動悸や息切れ、発汗などを感じ、次第に胸が苦しくなってきます。次いで、窒息感や手足のしびれなどが出現し、苦しさは頂点に達し、「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖感に襲われます。
救急車などで病院に行きますが、病院に到着するころには、症状はほぼ治まっていることも多く、検査をしても異常を認めません。
一度このような「わけのわからない発作」を経験すると「また起きるのではないか」と常に心配するようになります。これを予期不安といいます。
そして人前で発作が起きて、倒れたり、不安で変な行動をしてしまったら困ると考え、外出を控え、人ごみに入るのを控えます。発作が起きそうな時や起きた時、不安になった時に逃げることが困難なバスや電車、ましてや飛行機などには絶対に乗らなくなります。
治療には選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や抗不安薬を用います。

強迫性障害

出かけようとする時に、電気器具のスイッチやガスの元栓が切れているか何度も何度も確認しないと気が済まないため、家を出るのに30分以上もかかってしまいます。
何かに触れる度に手を洗わないと気が済まない、それも5分以上もかかるので朝から晩まで一日中手を洗っています。
このような行為が不合理であると自分では気づいていても、ある思考や行動が支配的となって制御できない病態をいいます。これは絶えず心を占め、意識的に除去しようとしてもなかなか取り除けません。
治療にはSSRI(前出)を用います。

社会不安障害(対人恐怖)

人前に出るなど注目される場面で、どもってしまう、赤面してしまう、顔が引きつってしまう、頭が真っ白になって訳が分からなくなってしまう、などの症状が出て、まわりの人から軽蔑される、変な人だと思われてしまう、恥をかくのではないかと不安になります。またこのような時には、動悸や手の震え、冷汗などの症状もあわせて出てきます。
治療にはSSRI(前出)を用います。

全般性不安障害

多数の出来事や日常活動についての過剰な不安と心配が長期間にわたって持続することによってもたらされる心身の不調を指します。パニック障害のように特定のテーマに限定されないことが特徴です。
心理的には持続的な悪い予感、反復する心配、イライラ感、集中力の低下、落ち着けない等として現れ、身体的には胸を締め付ける感じ、過呼吸、心悸亢進、胸痛、震え、肩こり、背中や腰の筋肉痛、筋緊張性頭痛等の多彩な症状が出てきます。

心療内科系疾患の説明

気分障害うつ病、躁うつ病(双極性障害)
神経症性障害パニック障害(広場恐怖)、社会不安障害、強迫性障害、全般性不安障害
ストレス関連障害適応障害、急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害
身体表現性障害身体化障害、疼痛性障害、心気症